FLI冷却CCDカメラ KAF/KAIシリーズ受注終了まであと3か月 


FLI冷却CCDカメラ KAF/KAIシリーズ受注終了まであと3か月




先日もお伝えしましたように、米国ON Semiconductor社はKAI/KAFシリーズのCCDセンサの製造を終了いたします。 このCCDシリーズは KODAKより製造が開始され、経済の波によりKODAKからTure Sense社へそして現在ON Semiconductor社が経営を引き継いできましたが、 CMOSセンサの大きな需要におされON Semiconductor社ではCCDセンサの製造を終了することが決まりました。 実際に製造を 行っている元KODAKのロチェスター工場はCCDセンサの製造を2020年をもって中止することとなり、以前のような経営権が移行する こととは異なります。

CMOSセンサが撮像素子として主流になってきた理由は、映像を出力する電子基板が極めてシンプルに設計・製造できるため 多くの会社がCMOSカメラの製造に参入できCMOS市場が急成長してきたためと考えられております。 天体観測におけるCCDセンサの 性能はCMOSよりも優れている点は多く早すぎる製造中止に現状が追い付いていないのが実情かもしれません。

2020年3月まではKAI/KAFシリーズを搭載した冷却CCDカメラは引き続き生産しておりますので、ぜひこの機会に購入のご検討を お勧めしております。 ただしCCDセンサが入手困難となりつつあるためお早目にご注文いただけますようお願いいたしております。  また個人向け購入プランをご用意しておりますので、何なりとご連絡いただけることを心よりお待ちしております。

生産終了予定機種

ProLineシリーズ
PL09000, PL1001, PL16801, PL16803

MicroLineシリーズ
ML2020, ML4022, ML4050, ML4070, ML8050, ML8051, ML8670, ML11002, ML16050, ML16070, ML29050, ML29052 ML402, ML1001, ML1603, ML3200, ML6303, ML8300, ML16200, ML09000, ML16803, ML50100

HPシリーズ
HP8051, HP8300, HP50100

DCシリーズ
DC4320

リンク : FLIマイクロラインシリーズ