望遠鏡の種類と光軸調整

■ニュートン望遠鏡
ニュートン式望遠鏡は光軸調整が最も簡単な光学系です。 鏡そのものが既に結像性能を十分に満たしているので 鏡の光軸とカメラの中心を合わせるだけで済むからです。 レーザコリメータを使ってレーザを鏡の中心に当て 跳ね返ってきたレーザが元の位置に戻っていればOKです。 コマコレクタなどの補正レンズが入っている場合には それを外してレーザコリメータを使ったほうが確実です。 もしそれでも星像が丸くならない場合は、主鏡の圧迫や 補正レンズの不具合が考えられます。

■シュミットカセグレン
シュミットカセグレン(通称シュミカセ)はニュートン望遠鏡と同じく光軸調整が簡単な望遠鏡です。 これは 一重にセレストロンやミードが構造良く望遠鏡を作っているからで、副鏡を調整するだけで回折限界まで見ることが 多いです。 もしそれでもダメな場合は補正板の位置がずれている可能性があります。 シュミカセは主鏡の球面と 補正板が光軸上にあることが大前提です。 これが一致していないと副鏡をどんなに調整しても回折限界は 得られないです。
主鏡はバッフルに完全に固定されているため調整する術はありませんが、補正板を枠の隙間の範囲で微調整することが可能です。 工場 出荷段階では主鏡と補正板は光軸上に調整されていますが、長年使っているうちに望遠鏡の筒にダメージなどを 与えるとずれてきます。 

■リッチー・クレチアン
リッチー・クレチアン(通称RC)は光軸調整が難しいと言われる望遠鏡ですが、巷で言われているほど難しくはありません。  なぜそんなに難しいと言われると、現在最も販売されているRC望遠鏡の構造が良くないため光軸があっていても 結像性能が上がらないからです。 
良く聞く理由としては、副鏡が非球面の光軸の位置と角度が主鏡のそれと一致しないといけないので、シュミカセとは違い 2つのパラメータを調整するため難易度が高いというものです。 理屈上はそうなのですが、副鏡が非球面のものは 純カセグレンも同様ですが光軸調整が難しいとは聞きません。 純カセグレンは昔の望遠鏡に多いタイプで、きちんとした 構造設計がなされていてミラーの圧迫等がないため回折限界が見えています。
リッチークレチアンであってもミラー圧迫が無く良い構造を採用していれば他の望遠用と同じ扱いでご利用できます。


当社ではGSO製望遠鏡のチューンナップを行っております。 最新版では センターセクションとバックプレートの強化オプションに加え、ミラーの保持方法を 変更することでミラーの圧迫を開放して従来とは比較にならないほど結像性能が安定しています。 RCだけでなく CCタイプも同様のサービスが適用できます。 ぜひご利用ください。

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