HOME > 冷却カメラの保管方法 


【CCDチャンバー】
  CCDチャンバーは高い機密性が保たれており、外部からの湿気の浸入を防いでいます。  ウィンドウはOリングで密閉され、内部にはシリカゲルを配置しておくことで長期間湿度を抑えています。  熱伝導率の低いアルゴンガスを封入することで、ウィンドウやチャンバー壁との熱のやりとりが少なくなり、 CCDセンサを効果的に冷やすことが可能になります。 窒素などの乾燥空気に比べると5℃くらい の違いがあります。

  


【保管方法】
  CCDチャンバーがいかに高い機密性を保っていても湿気の浸入がゼロではありませんから、夏場は特に湿気対策を 行うことをお勧めいたします。 保管方法は簡単で、シリカゲルとカメラをジップロックに入れ、更に除湿庫などで保管すると良いでしょう。  温度湿度環境とシリカゲルのサイズで大きく異なりますが、通常CCDチャンバーは何も対策しない状態であれば5年程度でシリカゲルの交換が 必要になるでしょう。 保管をしっかりしていれば湿気の浸入を遅らせることができ、7年または10年といった更なる 長期間チャンバー内を乾燥維持することが可能になります。