田中光学工業株式会社  ワイドRGBフィルタ 



ワイドRGBフィルタ Rz、Vrフィルタ

 ワイドRGBフィルタは可視〜赤外に感度をもつCCDのポテンシャルを十分に引き出すフィルタです。 従来のRGBよりも 1.5倍以上の透過域を持ち、星雲や銀河のような淡い天体に有利な特性となっております。 また色温度対応が優れているため 恒星の色再現がはっきりとし、赤い星や青い星をより明瞭に映し出す特徴があります。 色収差の無い反射望遠鏡では 従来フィルタを使っていては恒星の色が出にくかったのが、ワイドRGBフィルタを使うことにより色がはっきりしてきます。
すでに従来型のRGBフィルタをお持ちのお客様はRzとVrフィルタのみお求めください。 フィルタ厚は3mmとなっており、 多くのフィルタがこの厚みですのでそのまま流用することができます。

z'バンドまでカバーしてることから Ri → Rz に変更します。 (Riはプロトタイプ)

■透過特性
Rzフィルタ(640-1000nm) 透過率95% Hα〜赤外を透過します.
・Vrフィルタ(480-640nm) 透過率95% OIII〜Hα手前までを透過します.
・Bフィルタ(400-500nm) 透過率95% 従来のBフィルタと同じ特性です.(今回は発売しておりません)

左:ワイドRGB透過率特性、中:ワイドRGB、右:通常のRGB(クリックで拡大)CCDの感度特性と掛け合わせて表示


■シミュレーション
色温度に応じた色再現シミュレーションでもワイドRGBの色がはっきりしていることがわかっております。
左:ワイドRGB特性、右:通常のRGB特性(クリックで拡大)CCDの感度特性と掛け合わせて表示

■お勧め組み合わせ
KODAK KAI,KAF,Sony ICX、どのCCDでも同じ効果が得られます。
星団・銀河の撮影には RzVrBフィルタの組み合わせ
散光星雲の撮影には HaVrBフィルタの組み合わせ
Haフィルタにはバーダープラネタリウム製セミナローバンドのHa(35nm)を推奨しています。


■作例
撮影データ
望遠鏡:口径31cmF6.7フラットフィールドリッチクレチアン FFR312 直焦点、Nikon 50mmF1.4→F5.6(さそり座)
カメラ:FLI ML8300-45、ML11002(さそり座)
フィルタ:Ri、Vr、Bフィルタの組み合わせ、Hα(35nm:バーダープラネタリウム)、Vr、Bの組み合わせ(さそり座)
露出:各フィルタ10分ずつ計30分
画像処理:RGB合成、トーンカーブ対数変換のみ

■価格(個数限定:残り9セット)
Rzフィルタ φ50.2mm(厚み3.0mm) 税別 12,000円
Rzフィルタ 角50.2mm(厚み3.0mm) 税別 16,000円

Vrフィルタ φ50.2mm(厚み3.0mm) 税別 28,000円
Vrフィルタ 角50.2mm(厚み3.0mm) 税別 32,000円


■注文方法
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